内部帯電を解消するnano除電の効果まとめ 【大槻工業】

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― 大槻工業株式会社の表面改質技術 ―

プラスチックフィルムは絶縁体であり、巻取り・スリット・貼り合わせなどの工程で摩擦電荷が蓄積します。表面だけではなく、材料内部に電荷が“閉じ込められる”状態が内部帯電です。

この内部帯電は外部電位だけでは把握しにくく、表面除電では除去できないことが多いため、製造現場では大きな課題となっています。


帯電の原理と影響

帯電は異なる素材の接触・分離や摩擦で電子が移動することで発生します。特にフィルム加工では高速搬送時に電子が偏り、電荷が内部に残留しやすい特徴があります。

帯電が続くと次のような問題を引き起こします。

  • ゴミや微粒子の付着
  • 印刷ムラや塗工ムラ
  • ラミネート不良
  • フィルム搬送トラブル
  • 静電気放電による設備トラブル

これらは製造ラインの品質・歩留まりに直接影響します。


プラスチックフィルムにおける内部帯電の影響

内部帯電は外側から測定しても検知しづらく、突然の放電トラブルとして顕在化します。静電気除去バーだけでは効果を及ぼしづらく、製品不具合の原因追跡が困難になるケースもあります。
「表面は中和されても、内部の電荷が残っているため再帯電する」
という現象を招きます。

これにより、

  • 印刷・塗工・蒸着時の外観不良や密着不良
  • スリット工程での粉塵吸着
    などが発生し、品質安定を大きく損ないます。

静電気の生成とデメリット

静電気はフィルム製造では避けられない現象ですが、制御できなければ大きなコスト要因となります。

主なデメリットは以下の通りです。

  • 不良率増加(外観不良・密着不良・汚れ付着)
  • 巻取り工程での不安定動作
  • 電子部品・光学フィルムなど精密用途では重大欠陥へ

内部帯電は特に原因が見えにくい不良を引き起こす厄介な要因です。


nano除電の原理と効果

nano除電は、表面だけでなくフィルム内部に潜む電荷までアプローチできる最新の静電気処理技術です。

nano除電の原理

  • 高電界パルスによってフィルム内部の電荷を活性化
  • 内部に残留していた不均一な電荷を短時間で中和
  • 表面除電では届かない内部電荷を根本から除去

これにより、通常の除電では改善されなかった工程不良の大幅削減が可能になります。

得られる主な効果

  • 内部帯電の完全除去
  • 印刷・コーティングの塗工性向上
  • 異物付着の減少による外観品質向上
  • 巻き取り品質の向上
  • 高速ラインでの搬送安定性向上

特にコロナ処理とnano除電の併用は、フィルム表面改質と内部電荷除去の両面から品質を高める理想的な組み合わせです。


大槻工業株式会社のフィルム受託加工

大槻工業株式会社では、コロナ処理・nano除電といった表面改質技術を用いたフィルム受託加工に強みを持ち、製品用途に応じた最適なフィルム受託加工を行っています。

対応加工例

  • 表面張力向上(ヌレ性改善)
  • 印刷・接着の密着性アップ
  • 片面/両面コロナ処理
  • nano除電による内部帯電除去

長年の加工ノウハウと安定した品質で、多種多様な産業のフィルム製品を支えています。


大槻工業株式会社の強みと実績

フィルム表面処理加工を受託で対応しており、コロナ処理・アニール処理・離型コートや易接着コートなどと、バリエーション豊富な加工技術でお客様独自の製品に機能性を付与します。

お客様のご要望にカスタムグレードで対応!

開発の駆け込み寺的存在であり続ける為に、お客様と共に考え、アイデアを出します。ご要望をお伺いし、要求性能に応じた塗工剤を選定し、当社独自の加工技術で適正な表面加工とそれに対応するグレードをご提供します。顧客ごとの製品特性や要求精度に合わせたカスタマイズ対応を行いながら、開発情報・処理条件などの機密を厳重に管理しています。

加工のバリエーションが豊富!

要求性能や塗工材料の組成によって塗工方式を決定します。さらに加工要素を組み合わせる事により、多機能化したフィルムに仕上げ高付加価値フィルムとしてお客様のご要望にお応えします。

受託加工業として60年の実績と豊富な経験!

昭和40年の設立以来、長年蓄積してきた高い技術力と経験豊富なスタッフが、お客様にご満足いただける製品づくりを進めます。 コーティング・アニール・コロナなどの受託加工で一社一様のスペック開発をスピーディーに提供することをモットーにお客様のご要望にお応えします。

コロナ処理とnano除電を組み合わせた加工技術は、お客様の課題解決に直結する高い評価を得ています。


フィルム加工業界の最新トレンド

  • 電池・光学・半導体・メディカル用途の高機能フィルム需要増加
  • 表面改質+内部帯電対策の重要性が急上昇
  • 表面エネルギーの長期安定化への要求
  • 高速ラインでの安定加工ニーズ
  • 精密加工向けの静電気管理の高度化

内部帯電を除去できるnano除電は、今後フィルム加工のスタンダード技術になると予想されています。


まとめ

内部帯電は、目視できない潜在的な不良原因として加工現場に深刻な影響を与えます。
nano
除電加工で、内部帯電を根本から解消し、大槻工業株式会社のコロナ処理や表面改質技術と組み合わせることで、フィルム品質を大幅に向上させることができます。
フィルムの品質安定化・歩留まり改善・工程トラブル減少をお求めの企業様にとって最適な技術です。

 

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